免疫と解毒作用を持つ『腸』

人の体の大部分が、脳からの指令によって働きますが、腸は脳の指令なしに適切な判断をするとされます。

そのため腸は第二の脳と言われて、最近では話題にのぼっていますね。

腸の働きというのは、食べ物の消化・吸収から排泄までを担います。

そしてここからは、腸の驚くべき働き免疫作用についてお伝えします。この腸には免疫細胞が多く存在し、口を通じて体に入る食べ物以外の細菌やウイルスなどの病原などと闘い、侵入を防いでくれるのです。免疫細胞全体の約6割が腸内に集中して、外部から有害物質を排除してくれるのです。だからこそ腸を健康に保つことは、免疫力を高めるポイントとなるのです。

そして腸のもう一つ重要な働きが、解毒作用です。腸で行われるこの働きが、肝臓(体内また血中の毒素を処理する機能をもつ)の負担を減らすため、体全身に好影響をもたらします。この腸の働きにおいて、もっとも重要なのが、腸内細菌です。そのため腸内に有益な細菌を育てる努力をすることは、健康な体に近づく取りくみをしていることになるのです。

※有益な腸内菌とは、腸内環境をととのえてくれる善玉菌や乳酸菌のことです。これらを増やし育てるためには、発酵食品やオリゴ糖、食物繊維の摂取が効果的です。