メニエール病

<概要>

「目が回って、とても立ってはいられない」、「天上や床がぐるぐる回る」。こうしためまいとともに耳鳴りや難聴などの症状があれば「メニエール病」の疑いがあります。

症状が進むと、日常生活に支障をきたすこともあります。めまいというと、脳の機能障害と考えてしまいがちですが、実は、耳に変調があっておこることが多いのです。メニエール病もまた、耳の奥の内耳(ないじ)に異常が起こり、めまいや耳鳴り、耳閉感の症状が現れる症状です。

めまいが起こると、たいていの人は「これは大変な病気かもしれない」と恐怖心にかられますが、メニエール病は生命にかかわる病気ではありません。しかし、精神的にも肉体的にも疲労症状があるため早めの対応策を考えていきましょう。

<治療について>

「めまい、立ちくらみ」の場合と治療の進め方は似ています。

東洋医学の臓腑でいうと「肝」がメニエールのような回転性のめまいに関わることが多いです。また「腎」「肺」の臓腑も関係してくるので診断を基に、どの臓腑が変調をきたしているかを判断します。そして即、治療に移ります。

「肝」には疏泄作用(そせつさよう)という働きがあります。疏泄とはストレスをため込まないように、すっきりと晴らす、鬱せず高ぶらない状態を表現します。感情面はもちろん消化の機能、血液の運行にもこれは反映します。

ストレスや疲労によるからだの過緊張を和らげる。血液の巡りとともに、水(体液・耳回りのリンパ)の循環を改善することがポイントになります。刺激は少なめの施術で、こころ落ち着けて受けていただくと効を奏しやすいです。

メニエールの治療体験談 

『西宮市 メニエール 40代 男性』

『宝塚市 めまい・メニエル 30代 女性』