膝の痛み 宝塚市 男性 70代

【主訴】

来院2日前に重い荷物を運んでいる際に左膝を痛める。ご家族の紹介で来院。

歩行時や階段の昇降時に痛み。患部に腫れと熱感がある。

ベットで仰向けになってもらい他動的に膝を動かしても痛みがある。

【愁訴】腰痛、他は省略

 【治療1回目:7月11日】

右腎虚証として治療を行う。

 右復溜、左陥凹の2つのツボへ鍼(針)を行う。

背部全体に接触鍼。腎兪に補法の鍼。

左膝下の血絡(※血液が滞っているヵ所)に知熱灸。

左膝の熱感がある炎症部にざん鍼を当てて(※消炎効果がある)治療を終える。

【治療3回目:7月15日】

1回目と2回目を経て、歩行時や階段での痛みも大幅に軽減。

あきらめていた2日後のゴルフに間に合うかも、とご期待いただくまでになる。

右然谷、左陥凹、左豊隆の各ツボへ鍼を施す。

左右の缺盆穴、委陽と李中に接触鍼。

他は1回目とほぼ同様に治療。

【治療4回目:7月18日】

前日は、ゴルフの全コースを回ることが出来たととても喜んでいただきました。

心配だったがプレイ中は痛みもあまり気にならなく数十人の大会で優勝もする。

日常では無理をしない限り、膝の痛みは感じない。

右然谷、右魚際、左陥凹、左豊隆に鍼を行う。

左膝の腫れは治まるも、熱感がわずか残るため、再発防止のために1週間後にご予約を下さりました。

【治療家からひとこと】

捻挫など外傷による急性期の膝痛は、痛みや腫れが強くてもしっかり治療を行えば短期間で治ります。

慢性の膝痛は治癒までに時間を要するケースが多いです。

これは身体の修復力の差にあります。鍼灸の効果も高くなります。

膝痛の治療も早めに行うこと、それだけ完治を早めます。