【熱中症対策】水分補給にひと工夫を!

暑くなるこの時期、汗で失われる水分を、意識して補給することが大切になってきます。

よほど暑い日や、炎天下でのスポーツや庭仕事の際の、適切な水分補給をお伝えいたします。ぜひご参考ください。

汗からは、水分と同時に塩分も失われます。

水分補給として水ばかりを多く摂取すると、体の塩分は一層薄まります。すると体は塩分濃度を戻そうとして、水分を尿や汗として排出しようとします。

つまり、塩分不足の体に水分だけ補給しても、塩分がうすまりすぎないように体内環境の維持機能が働いて、水分を吸収しなくなるのです<これを自発的脱水といいます>。

しっかり水分補給をしているつもりが、脱水を進行させ熱中症を起こしやすい状態にしてしまうという逆効果に陥りやすくなる。

これが熱中症対策の意外な落とし穴です。

お茶も同様で利尿作用があるため、飲み続ければ大量に尿を出してしまいます。多量の汗をかいた際は、脱水症状から熱中症を起こしやすくなりますのでご注意ください。

水分補給に大切なのは、塩分濃度と糖分濃度とされています。

飲む量は、かいた汗の量を目安にし、汗で失われる塩分とともに、からだが水分を吸収しやすい方法で補給をすることが適切な熱中症の対策となります。

スポーツドリンクもオススメですが、甘くて飲みすぎてしまう傾向にあります。スポーツドリンクを約2~3倍に薄めて飲み、梅干しなど塩分を含んだものを補うといいです。

初夏にさしかかるこの季節、熱中症には気をつけてすこやかな体で夏をむかえましょう!