うつ症状を考える

当院では、東洋医学・漢方医学を基に、臓腑(内臓の働き)と気血の巡りを考えて治療を行います。

現代人は、高度に発達した社会において多くの枠組みや制約のもとに、理性を強く働かせ、感情を押さえていかなければならない環境にあります。

そのなかで、イライラやストレス、不安が高ぶる生活を送れば気血の大きく滞り、身体や精神に影響する状態を作り出すのです。

東洋医学では、臓腑(内臓)には、感覚や感情や意志に働きかける原動力が備わると考えていきます。(専門的になりますのでここで詳しい説明は省略します‥)

気血が停滞して、巡りが悪くなると臓腑(内臓)の働きとともに、感覚や感情や意志にも結ぼれた状態となるのです。

気力や活力がなかなか湧いてきませんし、スッキリした気持ちにもなりずらい状態といえましょうか。

当院では、ハリは凝りや痛みに刺すというものではなく、気血の巡りを調節する目的で各ツボに施術を行います。

鍼灸というとイメージでは、肩こりや腰痛への治療と思われるかもしれませんが、上記の目的で鍼灸を行うと生活習慣病をはじめ様々な疾患への治療が行えるのです。

精神的なうつ症状というのも、こうしたからだを巡る気血の停滞に由来するものは、鍼灸で整えていくことで心もからだも楽な状態を保っていけます。