伝統食の力
今月4日に「和食 日本人の伝統的な食文化」が無形文化遺産に登録されました。
私たちが毎日、親しんでいる和食が世界遺産になったことはうれしいですね(^^♪
【食関連の無形文化遺産では、既に「フランスの美食術」「地中海料理」「メキシコの伝統料理」「トルコのケシケキ(麦がゆ)の伝統」が登録されており、和食は5件目】(参照:日本経済新聞)ということのようです。
和食・日本食をつくる上で必要不可欠なものが『だし』です。
この『だし』とはうま味成分を煮出したりした汁のことです。日本食では昆布やカツオやにぼしなんかが主流というところでしょうか。この中でも、特にカツオだしの健康への影響については、科学的な研究も進んでいるようです。
疲労回復に役立つ抗疲労物質(イミダゾールジペプチド、アンセリン)、また内臓脂肪分解などの作用があるとされる物質(ヒスチジン)、他にもストレス・肌荒れ・脳血管障害予防作用などの研究もあります。
慢性疲労や生活習慣病が問題になっている現代にこそ、伝統的な食文化の力が必要となる気がします。
また、伝統的といえば当院でも東洋医学という伝統医学を基に治療をさせていただいており、ご来院いただいてりる患者さんのほとんどは現代病とされている疾患や症状の治癒を目的とされております。
先人の方々から受け継がれる叡智は、時代を越えてなお変わらぬ恩恵をもたらすものだなと感じます。当院でも日々この恩恵に感謝をして、臨床に取り組ませていただいております。