口内炎
<概要>
■アフタ性口内炎
口内炎で最も多いもの。表面が白く周囲が赤い潰瘍ができる。
■カタル性口内炎
自分の歯で粘膜を傷つけたりすることにより、赤く炎症を起こすもの。
■ウイルス性口内炎
ヘルペスウイルスなどが原因で、くちびるや口の中の粘膜に小さな水疱・潰瘍ができるもの。
最もよくみられるアフタ性口内炎は、口の中がしみて痛む程度から、ひどくなるとしゃべりにくい、飲み込みにくいといった症状が出ることもあります。比較的に若い人に発症しやすいようです。原因ははっきりしていませんが、睡眠不足や疲労、ストレス、不規則な食生活など、心とからだの疲れが引き金になるケースがよくあります。
<治療について>
口内は胃や腸とつながっている消化器に属すため、消化器系全般の疲労や不調の現れです。
臓腑の「脾」は消化器系の内臓と関わりが深いのです。また脾は全身の粘膜を整える役わりもになっています。そのため口内炎には、脾の調子をよく診て治療を組み立てていきます。東洋医学や漢方医学では炎症症状は、熱がからだのある部分に偏っていると考察。この熱をおさえるためのツボに適切な施術を行うと、すぐに痛みが軽快するということもあります。
当院では、からだの修復力を高める、体調を整えることを目的の主とした治療を行っているため、日頃口内炎ができやすい方の予防にも適しています。