吃音(どもり)・発音障害と鍼灸治療

当院では吃音・発音障害の子供さんに対して、小児はり治療をさせていただいております。

<概要>

吃音とは、一般的に『どもり』といわれる発音障害をさします。

頭の中で言いたい言葉がわかっていても、スムーズに出てきません。

最初の発音の時に、頻繁に言葉がつまる。

あいさつや返事など、短い言葉でもつまる。

すぐに言葉が出てこなくて、どもってしまう。

このように発症パターンにより、吃音はいくつかの型があります。

脳が声帯(声を出す筋)に間違った指示をすることで、声帯が開くべきタイミングで閉じてしまうのが発症のメカニズムとされております。

すべてではありませんが、感情をうまく出すのが苦手な子供に多い傾向が見受けられます。

<かんわ鍼灸院の治療について>

当院では、東洋医学をもとに症状や病の治療を行っております。

東洋医学では、心身のコンディションを整えるにも、手の脈(みゃく)や背中の張り(ツボの反応)を診察していきます。

上記の方法にて体の内臓の働きのアンバランスを診断して、そのときの体の状態に合わせて鍼(はり)を行います。

※子どもの場合、動きまわる子も多いですが、慣れるとわりと脈を診せてくれます。当院は、痛くない鍼治療を行いますのでほとんどの子が2回目から落ち着いて受けてくれます※

背中の張りへも、対応いたします。背中が凝っていると、イライラしやすかったり、疲れやすかったり、落ち着かないのは大人も子どもも一緒です。

数回治療をさせていただくと、患者さまの体質などが掴めるため、症状が起こしている原因(身体の状態)をお伝えいたします。

原因がわかれば治療の効果もさらに上がりますし、改善するための養生法の提案もいたします。

吃音や発音障害は治療を続けていくと必ず良くなります。子供自身もしゃべることに不安を感じているケースが多々あるため、早めの治療をおすすめいたします。