咳・ぜんそく症状には『なし』が有効

日本や中国をはじめ東洋の各国は四季がはっきりとわかれています。そのため東洋医学では人が四季に調和をして生活をする方法が古くから伝えられております。

人体は暑い夏は体内にたまった熱を外に出すように、汗をかいて熱を発散するしくみができています。

一方、涼しくなる秋は、体の熱が出ていかないように、皮膚表面が熱の発散をおさえます。皮膚のきめが細かくなると感じる方もおられると思いますが、これも秋に向けた体の変化です。

秋は『肺』と関係が深い季節です。関係が深いとは肺が弱りやすい、働きが増すなど変化しやすいということです。

ここでいう『肺』は東洋医学のもので、鼻やのどなどを含めた呼吸器全般の機能をさします。現代医学の肺と少し意味が違います。

東洋医学で肺は乾燥すると働きが弱るとされます。肺が弱ると、風邪をひきやすくなったり、咳・ぜんそく発作、鼻水・鼻づまりなどの症状が出てきます。肺は適度に潤っていることで機能的に働くのです。

今の時期、夏の熱(陽気)がまだ体の中に残っていたりして、その熱によって肺が乾燥しやすいとも言えます。また夏から秋にかけて空気も乾いてきますので、肺を潤す食材を取ることは秋に発症しやすい咳・ぜんそくへの養生になります。

秋は果物の季節でもあります。果物は身体に潤いを与えてくれ、また身体にたまった過剰な熱を冷ませてくれます。
その中でも、果物のなしは肺に潤いをあたえくれる効果が高く、とてもおススメな食材です。

咳が長引いたりやぜんそく症状でお困りの方は、ぜひ意識して食べて下さい。


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