咳(せき) 川西市 8才 男児

【主訴】 咳嗽

2月にインフルエンザ、それに続くように風邪を引いた後、咳が止まらない。

咳が出ると続けて数回咳こみ、おさまり、またしばらくすると咳こむ。乾燥したカラ咳をくり返す。

朝も晩も関係なく、咳が続くためお母さんに連れて来られました。

【治療1回目:3月20日】

初めての鍼灸に少し緊張気味でしたが、刺さない鍼を、左復留というツボに接触。まったく痛くないことに安心してもらい、左光明にも鍼を行う。

手と足、背中や頭に擦るように小児鍼を行い、背中に温灸をしておよそ5分ほどで治療を終える。

【治療2回目:3月22日】

1回目の治療後、咳こみがなくなる。前回とほぼ同様の治療を行い、首や背中に小児鍼を行い治療を終わる。

【治療家からひとこと】

子どもでも首や肩や背中が凝っているケースがよくあります。

凝りがある周囲は、皮膚が張っています。これをふっくらと柔らかくなるよう治療をすると、咳も改善した一例です。

東洋医学では、皮膚と呼吸器は関係が深いと考えるため、皮膚にごく軽い刺激の治療でも子どもの場合は効果が得られます。

治療をしていくうちに風邪もひきにくい丈夫なからだになっていきます。