子どものアトピーについて
アトピーを含めた皮膚炎は、掻くとひどくなることをまだ認識できない赤ちゃんや小児のお子さんに、なんとしても悪循環にならないように過ごしてもらいたいと思います。
子どものアトピーの場合、食物やハウスダストに起因する傾向が多いです。
よく親がアレルギー体質であればその子どもにも遺伝すると言われていますが、昔はアトピー症状が少なかったことから遺伝だけが原因とは特定できないと考えられます。遺伝よる敏感肌、乾燥肌は皮膚の症状と関わっているかもしれませんが、これだけが直接の原因とは言えません。
皮膚の敏感・乾燥傾向が基本となり、そこに食生活や環境因子によるアレルゲンや刺激が加わることで、慢性の皮膚炎がみられます。このため最近では遺伝よりは食生活や環境がアトピー性皮膚炎の原因と考えられています。
当院の取り組みとしましては、東洋医学の立場から症状を診察していきます。食物アレルギーの傾向や睡眠状態、便通、アトピーの酷くなる要素(季節性、心因性のストレスの関与から)を問診します。
そして皮膚の状態を診察していきます。アトピーといえども、体質や症状の状態により治療方針が変わります。
当院では、経絡治療によりからだの内部環境を整えていくことで、アトピーや湿疹など皮膚疾患への治療を行っています。皮膚はからだの内側の状態が反映されるところでもあります。
治療の効果はなるべく再現性がある様に、変化をお連れ添いの方に見ていただくこともあります。
体質改善が最も重要とする疾患ですが、1回の治療ごとにその変化を観察していきます。結果的に一日でも早く、日常生活に支障がない状態までしっかりとサポートをいたします。
どんなことをするの?詳しくはこちら ⇒ 『小児はりについて』