小児喘息

<概要>

喘息は、咳が止まらない、ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音、呼吸困難を繰り返す病気です。

喘息は夜間に発症しやすく、床に入って横になると、出やすい傾向にあります。呼吸をするのが苦しいため横になれず、布団の上に座っている方が楽になります。小児喘息の発病年齢は2歳以下で全患者の約60%、小学校入学前の6歳までに約90%が発病します。できるだけ早いうちから適切な治療を受けることで、思春期までに多くの方が改善します。

<治療について>

子どもの疾患には、小児鍼という刺さない鍼(はり)を使います。気持ちよくて子どもが笑顔になれる治療法なので安心して受けてもらえます。

小児喘息の場合はそれに加えて、臓腑(東洋医学の臓器)の機能を整えるための治療をします。これにも鍉鍼という刺さない鍼を使い施術をしていきます。例えば臓腑の「肺(はい)」に熱が溜まりやすいと強い咳が出やすくなります。また「脾(ひ)」がうまく機能していないと喉や気管の粘膜がはれ、分泌物(痰)も増すために発症につながりやすくなります。これは一例で、やはりその時の子どものからだにあらわれている諸症状と診察を照らし合わせて治療をいたします。

自然治癒力を高める鍼灸治療だからこそ、子どもらしい明るい表情になり、よく食べよく寝るようになるから、すくすく育つ、親のいうことを素直に聞くようになるといった、思わぬ効果が現れることも多いです。

http://www.kanwa3.com/treatment/approach/child/

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