急性胃腸炎に注意
先日、嘔吐や下痢の症状を訴えられる方がおられました。
話しをうかがい自覚症状から、また高温多湿の気候になってきましたので急性胃腸炎の症状と考えられる症状でした。急性胃腸炎とは、ほとんどが感染性胃腸炎で、中でもウイルス性のものが多いとされます。食物が原因であれば食中毒といわれます。
食中毒・食あたりは、どうしても食べ物の足が早くなるこの時期に発症しやすくなります。
この急性胃腸炎の症状にも、当院は鍼灸で対処をさせていただいております。
治療としましては、消化器を含めたからだ全体の調子を整える施術をいたします。経絡治療が得意とするところです。
また胃腸に残留している毒素をからだの外へ排出するために、解毒作用の強い「裏内庭(うらないてい)」というツボを使用します。もちろんツボはこれだけではありません。患者様の症状とからだに合わせてツボを選びます。
嘔吐や下痢はただ止めるということには、注意を要します。急性胃腸炎のようにからだの毒素を出そうとしている反応を止めると、からだの中に毒素を留めてしまうことになるためです。原因は何から来ているのか、胃腸の不調・不快感など的確に症状をおさえる診断が必要でしょう。
※こちらの記事もご参照ください⇒「下痢症状について」