胃下垂に効果的

WBCが盛り上がってきました(^^!ここに来て日本代表の打点が絶好調ですね。こうなれば人々の関心もさらに高まりますね。

今日は胃腸の症状に関して書いていきます。来られている患者さんで、子供の頃から胃下垂で食べ過ぎたり、腹部を冷やしたらとたんにお腹の調子が悪くなるという方がいます。この胃下垂とは、ご想像どおりからだの中で胃がうまく持ち上がってない状態です。この状態だと胃や腸が動きずらいので、何かで負担がかかるとすぐ調子がくずれます。

ここで「脾(ひ)」という臓腑が胃下垂だけでなく内臓下垂全般の治療に関わってきます。「脾」とは東洋医学や漢方医学では消化機能の働きを担う臓腑(臓器)となります。現代でいう胃腸などをさしています。この他にも食べ物から血(けつ)を作り、この作った血を「心」や「肺」に送るために上に昇らせるよう働きかけます。これは少し専門的になりますが、「脾」の上昇作用というものです。これは血だけでなく、この上昇作用で臓器も全体に引き上げて、垂れ下がることを防ぎます。つまり臓器が下垂するということは「脾」が弱っていることがまず推測できます。そこで「脾」を整えるツボを使い、上昇作用を活発にすることが必要になります。この他に脱腸や鼠径ヘルニアや卵巣下垂などもこの方法から治療法を考えていくことが出来ます。