虚弱体質

<概要>

虚弱体質とは、体力がなく疲れやすい、いつも顔色がわるい、からだが痩せている、下痢傾向、季節の変わり目に体調が崩れる、風邪をよくひき又長引く、食が細い、極端に寒がったりする症状が日常的に続いているイメージでしょうか。

お子さんの体質でご相談に来られるケースが多いです。外見のからだはもちろん臓器もまた未発達でどんどん成長しようとしている子供のからだは、何に対しても敏感に反応しやすい傾向にあります。からだは成長し、年齢を重ねていくにつれて変化します。こどもの時は弱かったからだが丈夫になる、また逆にある年齢を境に体調が崩れやすくなったと感じる方はとても多いです。

栄養食品や食事で体質改善を目的とする広告を目にしますが、一人ひとりのからだの消化吸収する能力に合わせた食材や栄養素またその適量は違いがあります。

<治療について>

鍼灸はなんとなく不調で、病気にかかりやすいなどの、半健康状態の治療を得意とします。漢方・東洋医学では気(き)、血(けつ)、水(すい)のバランスが崩れているときには、からだの不具合が出やすいと考察します。

虚弱体質は消化器系の弱りが関係するケースがよくあります。この場合、臓腑(東洋医学の臓器)でいうと「脾(ひ)」の変調を治療するとからだの調子がしっかり安定します。もちろんこれ以外に精神的なストレスが加わっていると「肝(かん)」「肺(はい)」などを、診察で重要視します。患者様の現在のからだの状態、症状をひき起こす原因を診ますので、治療の内容で同じものはありません。体質改善にはある程度定期的な治療を続けることをおすすめしております。