逆流性食道炎と鍼灸治療

会社の検診や人間ドック(内視鏡)などで逆流性食道炎の診断を受けたと言われる方は多いのではないでしょうか。

自覚症状として、胸やけ、喉がイガらっぽい、声枯れ、咳、口が酸っぱく感じる、頻繁にゲップがでるなどの症状が出るのですがよほど酷いものでない限り見逃しがちになる疾患です。

逆流性食道炎といえば加齢からくるものと思いがちですね。

しかし食生活が不規則、もともと胃腸が弱い、ストレスも消化器系の臓器に影響を及ぼしやすいため働きざかりの年代の方にも増えてきています。

鍼灸では身体の様々な反応からこの逆流性食道炎に対応させて頂きます。

まずは背部で肝兪というツボの上下から、胃・脾兪という消化器の働きに関するツボ周囲までに堅い反応が診られることが多いです。

次に胃の反応として腹部の鳩尾(みぞおち)からおへそまでの、身体の正中(真ん中)部分にもしっかりとした堅さが診られます。

消化器系の反応は、他にも多くの部位に出てきます。これらの反応を目安に、身体の状態、東洋医学でいう臓腑の乱れを整えるように治療をしていけば改善が期待できます。※逆流性食道炎は再発しやすいために、定期的な治療がおススメです※