顔面神経麻痺

<概要>

顔面神経によって支配されている顔面筋の運動麻痺をいいます。この顔面神経がなんらかの原因で障害を受けて発症します。

顔面神経マヒには末梢性と中枢性とがあり、このうち鍼灸治療が適応するのは末梢性の方となります。特にベル麻痺(末梢性顔面神経マヒ)は鍼灸で効果が得られやすいです。

顔面神経マヒを起こす原因として多いのは、ヘルペスウイルスの感染症とされています。

口腔内または耳介に帯状疱疹(たいじょうほうしん)が発症し、顔面神経に炎症を起こしたものをハント症候群といいます。ベル麻痺に比べて、後遺症を残す可能性が高いので早めの治療が必要です。

※中枢性の顔面神経麻痺は、鑑別法や発症したいきさつ、既往歴などで診断ができます。

<治療について>

末梢性の顔面神経麻痺の多くは、体力や免疫力が低下した際にからだに潜んでいたウィルスの再活性化により発症します。

まず当院では、日常において体力が落ちる要因を診察していきます。そしてからだの修復機能を高めるために、どのツボを使って施術をしていくか、治療方針を決めてから鍼(はり)を行います。

また顔面神経マヒは、耳の後ろ付近の血行を促進させる施術を行うことで、より早い改善がのぞめます。これを行うとマヒの後遺症が残らなくなります。

女性に限らず、男性においても顔面部のマヒ症状には多くの不安が募ります。

当院では多くの顔面神経マヒの症例を扱っておりますので、自信をもって治療にあたらせていただきます。ご安心して早い段階で治療にお越しください。一日でも早い回復をともに目指しましょう。

 

治療体験談 ⇒ 『宝塚市 顔面神経マヒ 60代 女性』