めまい 宝塚市 50代 女性
【主訴】めまいによる不快感
数日前から、朝起き上がる際、上方を見ようと顔を上げる際に軽度だが回転性のめまいを感じる。普段の生活に支障はないが、今までにも数回めまいの症状が起きた際、治療をさせてもらいました。
愁訴として、眼精疲労。他は省略。
【治療1回目:8月27日】
腎虚証で治療。右復溜と右尺沢に補法。左光明に補中の瀉法、右足三里に補法。
散鍼で背部調整を行い、左右の腎兪を補瀉で調整。
【治療2回目:8月29日】
前回は治療後、めまいは感じなくなったが次の日から再び感じる。後頭部がモヤモヤする感じがあるという。
肝虚証で治療。右曲泉と右陰谷に補法。左光明と右支正に補中の瀉法。
背部を散鍼で調整。上天柱、左に2ヵ所右に1ヵ所の血絡に刺絡する。
【治療3回目:9月3日】
めまいの症状が改善され、再発もなし。治療を終了する。
【考察】逆気(気血が上半身に偏ること)を起こし、頭部に昇った血がそこで停滞していたことがめまいの原因と診断しました。しかし患者様がのぼせや足の冷えを自覚しないこともよく見られます。このような場合は、施術者の触診で後頚部と足先の温度差を図ったり、頭部のむくみ(血絡所見)から診断が出来ます。
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