うつ病と経絡治療
人の健康は経絡(けいらく)と内臓(臓腑)が正しく働いていることにより保たれると東洋医学では考えます。
近年増えている、うつ症状、パニック症状、不眠症の改善にも東洋医学がとても活躍しております。
経絡(けいらく)とは、人の身体の全身を巡るツボとツボの繋がる道すじのことを指します。ツボは全身におよそ365ほどありますが、そのツボは経絡に沿って点在します。
身体の両側で計24本ある経絡の中には、気や血が流れております。しかし何かのきっかけでこの流れが悪くなったり、気や血が不足することがあります。
それはストレスや感情の極度な偏りが、慢性的に続くことがきっかけとなることがあります。
これを内傷(ないしょう)といい、内臓(臓腑)働きに弱りが生じることをさします。
こうなるとそれぞれの内臓とつながる経絡の流れが正常でなくなり、身体と心(精神)に支障が出てきます。
※からだを巡る気血が潤沢に流れていると、心身の状態は健康に保たれるため※
治療は、ツボに極めて浅く施し、変動している経絡を整える目的で行います。
その結果、身体と心のバランスを正し、健やかな状態へ向かうようになります。患者様と治療家の双方が真剣に病と向き合って治癒を目指すならば、自然に沿ったかたちで難治とされるものにも改善へ希望が見えてきます。